やや

イエスタデイのややのネタバレレビュー・内容・結末

イエスタデイ(2019年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

『ある日をきっかけに、ビートルズが存在しない世界に変わってしまった』

あらすじで非常に興味をもった作品。こんなにシンプルな文章だけで「どんな世界になるんだろう?」と思わせるビートルズはやはりすごい。
結果的に、題材はよかったのに…という残念な感想。

まず、主人公ジャックの見た目が見るに堪えない…
ビートルズを偉大なものだと思っているなら汚い姿のまま歌うことを恥じて、綺麗にしたがるプロデューサー側に従って少しは努力してほしい。(辛辣?)
ジャックがビートルズにそこまで詳しくないのも残念。忘れかけているだけかもしれないけど、強い愛と知識をもって伝承者として奔走するストーリーだったらもっと好みだったかも。

聖地巡礼、のようなものもビートルズファンには堪らないのかもしれない。私はあまり詳しくなかったので勿体なかったけれど、ジョン・レノンが長生きして幸せそうに暮らしていたのは私でも嬉しかった。

恋愛要素も正直要らなかった。エリーの行動1つ1つが「なんでそうした?」と不可解だったし、そこまでジャックに魅力も感じないし。ギャビンの方が良くない!?笑

ビートルズを覚えている男女は優しくて素敵。
今のまま歌詞もうろ覚えで曲を作るんじゃなくて、彼らと連絡をとりあって一緒に大事にビートルズを伝えていくべきではないのか…?
盗作で稼ぎたくないと思ってもいいけど、あの人達の「ビートルズを残してくれてありがとう」という話を聞いた上で世界に広め続ける努力を急にやめてしまうのは…彼らもビックリなのでは!?笑
いや、無料で全曲公開されているなら良いのか?え?本当に?

…と、色々もっと良くなりそうな要素が多かったと思える作品なだけに期待に届かず…
曲はやはり良かったです。
やや

やや