どろぬま

イエスタデイのどろぬまのネタバレレビュー・内容・結末

イエスタデイ(2019年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

ビートルズにまつわるエピソードが、記号的に散りばめられて、観ている人「あぁ、出た、出た! その話、知っている!」と上がる。それが、コメディチックに演出されている。というのが面白い所だろうか。

言葉は悪いけど、しょーもない。
ビートルズの魅力に頼っているだけじゃん。
エドシーランの使い方とかも、全部記号的なんだよね。

そして、恋愛映画として成立していない。
ツッコミどころ満載。全然主人公が成長していないし、見ていて腹が立つ。

ヒロインの女の子はオリジナル曲を歌っている時の主人公に惚れてたんだから、オリジナル曲歌えよ。なんで最後の最後までビートルズ歌っているんだよ。バカかよ。

エゴ丸出しの告白も腹立つ。ふつうの暮らしを望んでいた女の子が、あんな風にみんなの前でさらされて喜ぶの? 相手の気持ち考えてる? 彼氏の気持ちは? 最低だよ。それで成功体験を手に入れるのは、よくないよ。いい歳して自立もしていない主人公が、子どものままのメンタリティで身に合わない立場に担ぎ上げられ、何か気づいた風で何も気づいてないまま、子どものままで映画が終わる。この人は親になって大丈夫なのか? もやもやするわ~。
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