イモリん

サイダーのように言葉が湧き上がるのイモリんのレビュー・感想・評価

3.8
たまたまNHKつけたらやってた。
コンプレックスを抱えた主人公が恋愛を通してそれを克服していくお話。
世の中ルッキズムが蔓延しすぎてみんなコンプレックスだらけやと思うので、テーマはすごく良かった。
ただ、克服する手段が他者の承認ってとこはちょっと納得いかない…。

他者の承認なんてよっぽどなくて、むしろ我々は「他者に承認してもらえないこのコンプレックスをどう昇華したらいいのか」と日々悩んでいると思う。
男の子から褒められることで自信を得た主人公だが、これ観て救われる人は果たしてどれほどいるのか…

あと、ラストシーンではお祭りのマイクをジャックして告白していたが、んーそれはいかんよね、やっていいことと悪いことってあるよねって思った。
法律を守り公共の福祉を乱さず不用意に他者を傷つけなければ何しても自由やとは思うが、これは公共の福祉乱してるよね。
それはどーかと思うんだが。

って理詰めで書いてみたが。
この映画を観ての最大の発見。
幸せいっぱいな人を見るとムカついてしまう私。
…。
心が埃及びダニより狭い、そんな自分がかなぴー!
イモリん

イモリん