takanoひねもすのたり

SKIN 短編のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

SKIN 短編(2018年製作の映画)
3.5
思考実験としてはアリか…。

・白人至上主義の父親。
・母親は父親程、黒人蔑視をしていないが積極的に彼等に関わることは避けている風。
・息子は父親を尊敬している。
・ヘビの例え話。

おそらくは黒人家族の方も、そういうった連中とは関わらず、家族の安全(特に同年代と思われる息子が居る)を優先に(スーパーに行くのに、白人一家は全員で店内、黒人一家は父親のみ、妻と息子は車内に残して安全を確保しておく辺りに危機意識の差がある)を第一だったのが、難癖つけられてボコボコに。

白人優性に胡座をかいた代償がアレだったことは、思考反転の実験として興味深い。

ああいう結末を予期して白人の父親を開放したのかは謎。
(実際母親は相手を見極めたし、その姿で生きてみやがれというリベンジだった可能性も)

暴力に暴力で返す訳ではないやり方に、確かにこれは思考反転の題材にはアリだと…と思ってしまった。
知能的なリベンジ。
しかも相手には壊滅的に屈辱感を与えられる。
下手な暴力よりも効果的。




実際には全身タトゥーで真っ黒にするにはかなり大変だと思う。