金曜ロードショーにて鑑賞。
アニメの原点とも言える作品だった。
主人公の透明人間は、基本的にセリフがない。
見た目が透明なのではなく、存在自体が透明だからだろうか。
透明人間に質量がないという設定にセンスを感じる。
また、キャラクターの仕草や雰囲気作りが緻密。
主人公にはもちろん表情もないのだが、細かな動きや背景から感情が読み取れる。
アニメーションもダイナミックな場面があり、キャラクターが動くというアニメの基本的な楽しさを教えてくれる。
不思議な話だったが、自分を見つけてくれたのが、赤ちゃんや盲目のおじいちゃんというのが良かった。