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PITY ある不幸な男の盆栽のレビュー・感想・評価

PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)
3.5
なんやねん、このおっさん


長年ヨルゴス・ランティモスと共同脚本をこなしてきたエルティミス・フィリップが本作の脚本も担当。そういうわけか、作風が完全にランティモス作品。まじで嫌〜な映画。

事故で妻は昏睡状態。夫は日々、妻のことを理由に自身が不幸な人間であることを世間にアピールしているかまってちゃん。そんな不幸で幸せな日々がずっと続くと思いきや、ある日妻が奇跡的に目覚める。

不幸な人が実際は幸せな人生を送っている、ということを客観的に見せる不条理ホラー。静かなトーンで常に無表情の夫。音楽が流れる時は大胆にクラシック。カメラの撮り方とかもまんま初期のランティモス作品で少し興奮してしまいました。

妻が目覚めた後の夫の言動はありえないほど気持ち悪いし怖い。実際世の中にはこのような人がいるのでは?と思ってしまったので、疑心暗鬼になりそうです。気をつけます。

ワンちゃんすごい!
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