普段はホラー作品観ないんですが、エドガー・ライト監督作品ということで。
期待どおり、音楽と色彩で魅力的なスタイリッシュ映像作品になってました。
疾走感のある長回し、今作のハイライト的なエリーとサンディがどんどん入れ替わる映像。
舞台がロンドンなのがイイよな〜、ニューヨークじゃこうはいかないはず。
音楽に浸り、映像を食い入るように観ていたら、あれよあれよと展開してあっという間に時間が経ってしまった感じ。
映像はとても楽しめたんだけど、展開は単純。もっと深い展開があると、さらに魅力的になるんじゃないか…とも思う。
そこを追い求めている作品ではないとは分かりつつ。
主演ふたり、明るさからの憔悴、サイコ、全てを乗り越えた笑顔…と演技は流石。
エドガー・ライトの映像にバチッとハマってました。
終始映像を楽しんだおかげでホラー的怖さはほとんど無し。
あるとしても、ホラーよりスリラー、サスペンス的な怖さが勝つ。
ラストには亡霊たちの「や、やめろ〜助けて〜」が聞こえてきそうな笑いどころ（？）もあります。エドガー・ライト作品で見かけるこういう笑い好き。
