コバヤシ

ラストナイト・イン・ソーホーのコバヤシのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

コルネット三部作に次いで集大成を冠して然るべき『ベイビー・ドライバー』を世に送り出したエドガーライト。
好きなものを詰め込んだ宝箱のような作品だった前作とは一線を画し、本作は氏の強い挑戦意欲を感じた。

エドガーライト節とも言える軽快な台詞回しは鳴りを潜め、丁寧に描かれる導入。
映像作品に暗黙の了解として存在する、画面外の連続性をあやふやにする映像。心象とあやふやに流れる往年の名曲。想像は難くないものの、説明に終始しない登場人物の交錯や登場人物の余地。

芸術的であり、しかして大衆的なホラー映画はグッドエンドに帰結し溜飲を下してくれる。
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