ピロシキ

ラストナイト・イン・ソーホーのピロシキのレビュー・感想・評価

3.2
エドガー・ライトの映画への愛がビシバシ伝わってきた。音楽、ビジュアル、カメラワークも洒落ている。残念ながらそれだけ、だった。この物語を、怖かったね、面白かったね、だけで終わらせてしまうことに対する違和感がある。

夢の中でサンディが直面する「男性優位主義」に端を発するバトル・オブ・ザ・セクシーズの幕開け?かと思いきや、対立構造は終盤からあらぬ方向へ進んでしまった印象。結局のところ「異変」に気がついて、正義をもって行動しようとしたのは 男性 なのである。それでよかったのだろうか?

とにかく、あんなチカチカのネオンの真横で引越し初日から朝までぐっすり寝られるなんて羨ましいにも程がある。自分なら住まない。もしくは真っ先に、遮光カーテンを買う。
ピロシキ

ピロシキ