レジェンド呼子

ラストナイト・イン・ソーホーのレジェンド呼子のレビュー・感想・評価

4.5
💃🕺

50年代イギリスを舞台としたオシャレ不気味系のSFホラー映画で、監督はエドガー・ライト、主演はトーマシン・マッケンジーとアニャ・テイラー=ジョイのW主演ときて、自分好みの要素が詰まった自分好みの映画に違いない!と以前から確信してたけど、やはり期待を裏切らない面白い映画でした。

最序盤からさりげなく伏線を張っていき、ラストで一気に回収!というスタイルの作品はやっぱり見てて気持ちいい。正直途中まで"エドガー・ライト感"みたいなものはあまり感じないんだけど、ラスト数分と観賞後の開放感はやはり『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライトだなぁ〜って感じ。こういう映画意外と最近少ないから嬉しいね。やっぱりこういうプロットって作り込むのに相当技量が要るのかな。

トーマシン・マッケンジーのフランス人形のような可愛らしさと奥底にある若干の不気味さを兼ね備えたような風貌がこの映画のビジュアルを体現するようで、ほんと主演にピッタリだな〜と思った。配役的に怖いはずのアニャよりもマッケンジーのほうが怖く感じる瞬間すらあった、ってぐらいの最高のオーラ。アニャもほかに代役が考えられないほどに役者としてのオーラが映画の雰囲気とマッチしまくった最適役だったと思う。

顔なしの幽霊たちが怖すぎた