リリー

ラストナイト・イン・ソーホーのリリーのレビュー・感想・評価

3.7
映画に映像美は重要だと実感しました。60年代のファッションと音楽が、レトロブームの今、美しく輝いて見えて夢の中にいるようでした。
主人公のエロイーズが見えるものが、華やかな夢と恋の世界から、ホラーへと移行していく映像も美しくて怖くはありませんでした。エロイーズがあまりに病んでいるように見えて、彼女の人騒がせで迷惑な行動にイライラしましたが、彼女の特殊な能力を気の毒にも思いました。
ストーリーはあまり特別ではないと感じたのですが、終盤のどんでん返しで評価が上がりました。夜の街の闇を描いているので悲壮感も残ります。
リリー

リリー