このレビューはネタバレを含みます
見事に翻弄された!
怖かった。
おばけもだけど、人間って怖いわね。
2人の鏡やガラスの映り込み、ダンスの入れ替わりはどうやってるんだろう!?
ネオンの光とポップな音楽の演出が、華やかに見えたり不気味に見えたり、シーンによって表情を持ってて効果的だった。
あなたがサンディだったのね。
サンディは死んだ。あの部屋で何度も。
辛い…。
死体はそこにしまってたのね。匂い凄そうだけど…。
おばけが通報の電話かけるんかい。
ならしがみついたりせずにエリーに電話かけさせてやってよ。
おばけたちが「助けて」「あの女を殺して」って言う。いままでそれを言いたくてエリーにまとわりついていたの?
殺されるほど彼女を追い詰めたのはあなたたちでしょう。当時、サンディの救いを求める気持ちは誰にも届かなかった。
でも殺しは良くない。彼らにも大切な人がいたはず…。
真相を知ると、「可哀想なサンディ」が「恐ろしいサンディ」に、結局は「もっと可哀想なサンディ」に行き着いてしまった。
時代のせい、にしてはいけない。
サンディがエリーの幻影に現れたのはなんでだろう。
現在の元サンディは、過去を徹底的に隠してきて、エリーにも知られたから殺す、という手段に出ているのに。
心の底では、共感して欲しかった?知って欲しかった?助けて欲しかった?
最期はエリーとジョンが助かるよう逃したもんね。
ジョンが終始ジェントルマン。
おばあちゃんもいつもエリーを気にかけている。
サンディの周りにもこういう人がいれば…。
最後、鏡の中のサンディと指コツン、てやったの、なんだかちょっと救われた気がした。