このレビューはネタバレを含みます
死霊館シリーズとは違う『〇〇館』ってタイトルの作品、ホラー漁ってると良く出てくるよね。
邦題なんで繋がりとかはないんだけどさ。
妹が引っ越し祝いにと贈ってきたアンティークの小箱を開くとそこから怪奇現象が次々と起こり…って話。『ポゼッション』みがある。
序盤から丁寧に進行し、ホラー演出は結構控えめ。けど、いろんな角度から攻めてくるので好印象。
徐々に変化していく絵画は最早アハ体験。
鏡に映った妹の笑顔が『SMILE』みある。
怪奇現象のせいで流産になり、二度と子供を産むことができないからだになってしまい激しい落ち込みと精神の不安定さで中盤はかなり鬱屈とした暗い雰囲気。
超心理学教授の力を借りて怪奇現象を検証することになり、機材を家に設置する。『パラノーm(ry 『インシd(ry
ここからめっちゃ駆け足気味になり物語も加速してホラー演出も増えるんだけど、丁寧な作りが一気に崩れ置いてけぼり状態になる。
冒頭から頻繁に出てくる『1+1=2』が、結局機能してたのかどうか分からなくなるくらい
正直これは悪魔の背景にもう少し触れてくれてたらと思った。結局良く分からなかったので。
キス魔の悪魔とか旦那さん欲求不満なの?って思ってしまうようなホラー演出とかも、この辺はもうギャグかな?
そこは停電の影響受けないのかよ!ってツッコミどころもあったり。
最終的には『悪魔の棲む家』みもある。
というわけで、『どこかで観たことあるな…』ってのが多くてちょっと微妙な1本でした。
もうちょっとオリジナリティを感じたかったな。Smileはこれより後だけどね。