しろくま兄サキス

アザーズのしろくま兄サキスのレビュー・感想・評価

アザーズ(2001年製作の映画)
4.0
【またもや現る、他者との関係性にこだわりすぎ異能監督。ずっとこだわり続けたらエエがな。ニコール・キッドマンのガーター・ベルトに萌え~】

◆いや~、2時間じっくり堪能させていただきましたぞ。なにかこう、脳にある爬虫類の部分をぞりぞりと刺激してくる映像と音響。そしてニコール・キッドマン。すばらしかったですねぇ。そして皆さんどの時点でネタが割れたんでしょうか?ギリギリまでわからない自分は相当なおバカ?なるほど”名前をいってはイケナイあの映画(笑)”と同じと言えば同じですが公開時期がどうであれ、ラブストーリーに普遍性があるのと同様、どちらがどうと言えるようなものでもないと自分は思います。

◆とはいうものの、何人かの方も指摘しておりましたが、自分もいくつか疑問点がございます。まず
1)あの使用人3人はなんのためにグレースの前に現れたのか?どういう役割だったのか?
2)グレースが二人の子どもに対して行った行為の動機はなんなのか?
3)チャールズはなぜあんなにフヌけていたのか?
4)チャールズが家を出たのはいつの時点か、なぜ出なくてはいけなかったのか?
どれも本編の主旨とははずれたところにあるのかも知れませんね。これらをすべて説明しようとするとやたらセリフが多くなって、この映画のよいところが全部ブチ壊しになってしまうのでしょう。

◆うん、いずれにしろまずは自信を持って他のヒト(映画ファンではない一般ピープル)にオススメできる映画です。