ラスベガスからゾンビパンデミック発生！完全に隔離されてしまったラスベガスだが、カジノの地下には大金が眠っているので、クセの強いチームを組んで奪還し、分け前を貰うんだ！が、あれ？何かいつものゾンビとちょっと違う？な話。
思ったより酷評が多いな！最近のホラー業界は出る杭にきびしいぜ。俺は、総評としては良い方のゾンビ映画と思います。元々リメイク界の異端作品「ドーン・オブ・ザ・デッド」の監督さんなので、デカい舞台の使い方と予算のかけ方には慣れてらっしゃるなあ、と。もうこの規模だと普通の感染パニックやってもしょうがないから独特のゾンビ感をスパイスとして加えているが、これが好き嫌いの分かれるところだったのかな。基本的にインパクトで勝負してる感じで、大筋に革命的なところは無く結構典型的です。
気になったのは「尺の長さと展開の多さに対する、キャラクターのバランス」かなあ。キャラクターを用意し過ぎたせいで、展開がどんどん止まらなくなっちゃって正直見てる途中に「もうええて、もうええて」てなってしまったかも。ラストもそこまでグルングルンにカマされた後だから、いや、もう本当にもういいから！てなってしまって、あまり気持ち良くなかったかも。あと、ジャケットやPVからそこはかとなく漂うコメディ臭も、実際ほとんどなく、めちゃくちゃシリアスだった。そこもある意味肩透かし。
酷評の多さは「めちゃくちゃブランド品とかを身に付けた明らかに家が金持ちの転校生に対する気に食わなさ」に近いものがあるかもな。
最後のあの曲は、ああいうイジリ方すなー！
