今作がデビュー作とは思えない主演アビマニュが魅力的に撮れていて見所。
インド映画お得意のミュージカルシーンが無いし、濃い演出や濃い顔の出演者も少なく、ハリウッド作のように観る事が出来る作品。
でもお国柄この軽いタッチで140分と上映時間は長い。そのせいでもたついたストーリーになってしまっているのが残念。
ちなみに「お国柄」ってのは、「せっかく映画館に来たんだから、二時間以上は涼ませろよ！」って言う伝統。
スマッシュヒットと映画賞などもとっているし、エンディングを観る限り続編が出来そうだ。
空手マンを演じたグルシャン・デーヴァイヤーには二度驚かされた。
片足の安定感と馴れた戦い方から本物の「片足の格闘家」だと思ったら普通の役者さん。
それと観ている時はまったく気付かなかったが、悪役の弟ジミーと一人二役だった。あまりに見た目も演技も違っていて、逆に「兄弟なのにまったく似てないなぁ」と思ったぐらいだ。
少女時代のスプリを演じた子役リヴァ・アローラが可愛い。
2010年生まれで撮影当時8歳か9歳ぐらい。
で、フェイスブックを発見したのだが、今12歳のはずだがどう見ても18歳ぐらいのキレイなねーちゃんに成長していて驚き。
テンポの悪いところもあるし、過剰に使われる音楽が邪魔だが、次回作が観て見たくなる作品だ。
余談。
今作がデビュー作の主役アビマニュ・ダサーニー。
実は二世タレントで、かーちゃんがバーギャシュリーという名の女優さん。
インド人特有の超キレイな女優さんで、息子と一緒の写真など見ると、どう見ても恋人同士。
うらやまし～ぞ！
