えちぜん

ミッドサマーのえちぜんのレビュー・感想・評価

ミッドサマー(2019年製作の映画)
3.8
新しい映画を観た。『ヘレディタリー』然り、アリ・アスターの作風はどうにも波長は合わないが、観てよかった。

ホラー映画は新人の登竜門になりやすい。それは低予算で制作できるのもあるが、「人を怖がらせる」という点に作り手のセンスが濃厚に現れる。つまり才能ある新人が頭角を表しやすい。

その意味で『ミッドサマー』はすごいね。ホラー=「夜」「画面が暗い」という常識をぶっ壊した。光の露出が明るいのにとても怖い。絵画のように美しいのに怖い。何より、『人』を怖いと思わせる。異常な村人、と思わせるけど、コロナ初期に起こっていた差別偏見な社会も我々に通じるものがあるでしょ?

北欧ならず、日本でも昔の村社会にありそうな世界。しかも主人公がメンヘラって笑( ̄▽ ̄)それと彼氏のお兄ちゃんは「シング・ストリート」のお兄ちゃんでしたね。
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