皆さんめちゃくちゃ観てるので、ずっと気になってた本作。でもホラーは苦手だし···と躊躇してたけど、意を決して。
ジワジワくる怖さより、結構ダイレクトに、視覚的に、キモグロ怖いが強かった。
スウェーデンの田舎の小さなコミュニティ。美しい自然、神秘的な白夜、白い服を着た優しくてちょっと浮世離れした住民たち。そういった穏やかなものとのコントラストで余計にそう感じるのかも。
主要人物は悪い人達ではないけど、良い人とも言えず(そもそもそこまで掘り下げてない)、恋人同士の絆も無いに等しいので、殆どこちらの感情移入はなく(わざとそういう作り？)。殺されても、酷いとか悲しいとか湿った感情はは湧いてこず。ひたすら、こりゃヤバい、狂ってるわ···と思いながら観てました。
監督の趣味、癖を詰め込んだ感じなのか。
さぞかしヤバい目をしたサイコパスな雰囲気の監督かと思いきや、とても温厚そうな普通の方だったのが却って怖かった···
何かで読んだ監督インタビューで、「制作会社から提示された、“スウェーデンの夏至祭を訪れたアメリカ人が悲劇に巻き込まれるという民間伝承をベースにした映画” というプロットに、恋人に失恋したばかりの当時の自分の思いを落とし込んだ」というような事を言ってた。元恋人さんはあの結末を観て背筋が凍ったよね···(((ʘ言ʘ)))
