このレビューはネタバレを含みます
公開後、各方面から伝え聞く感想により
興味半分恐怖半分でずっと気になっていた本作。
しかし後一歩の勇気が出ないまま時は経ち、そのうち新型コロナウィルスのあれこれですっかり忘れていたところ
映画館再開後にスケジュールを見たら…まだまだ上映しているではありませんか。
そう、祝祭は終わってはいなかった。
そんな訳で意を決して挑戦してきたわけです。
拭い切れない不安はあれど、まあ、ビビりつつ実際観たら案外大丈夫だったー、なんて感じに終わるのではないか、
R15とのことだし、昨日観たデッドドントダイと一緒だから何とかなるっしょ、と一抹の油断を抱きながら。
結論。
全然大丈夫じゃなかった。
一言で表すと牧歌的エログロナンセンス。
これ本当にR15でいいんですかね…？？
ストーリーは案外真っ当なホラーのそれで
絶対これやべぇことになる伏線だよっていうものを悉くきちんと回収してくれるのですが
回収の仕方が相当過激。
清々しいくらい過激。
そして(最初に興味を持ったポイントが正にこれなのですが)風景、衣装、そして色彩が非常に美しいっていうのが本当にタチ悪い。あ、褒めてますこれ。
テーブルセッティングとかちょっと真似したくなりましたもんね。
で、そんな美しい光景がまぁとにかく歪む歪む。
動くはずのないものが動くし生えるはずのないものが生えるし
これは観続けてたら精神やられますわ。
あ、最後にふと思ったのは
生贄になった余所者メンバーって大体多かれ少なかれ何かやらかしてた訳ですけど
あれ、大人しくしていたらああはならなかったのでしょうか。
それともどうあろうと最初から生贄にするつもりで連れて来られたのでしょうか。(やはりこっちが有力か)
だとしたらペレお前ってやつは………
ストーリー的にはディレクターズカットも大変気になるのですが、R18に耐えられる自信がありません。
まぁ長々と書きましたが
好きか嫌いかと尋ねられたら「………好き(小声)」と答える、そんな感じです。
【追記】
パンフ読んだらやはり「後者」で確定っぽいですね。
