命みじかし、恋せよ乙女のかなごろうのレビュー・感想・評価

観ているのがとてもつらかった。ちぐはぐな映像とまとまりのないストーリー、救いのなさ。体感的にとても長く感じた。

でも、最後まで見ると不思議と腑に落ちる部分もあった。ばらばらだった人物たちと過去と亡霊と国。それぞれの文化が示すものがやっと少しつながったかなと思えはした。
そしてやっと出てきた樹木希林は抜群の存在感。この人の役と演技が、このラストにつなげてくれた感じがする。

こういう作品もあるとは思うけれど、まったく面白くはない。人にはすすめません。