Yukenz

ペイン・アンド・グローリーのYukenzのレビュー・感想・評価

3.6
ペドロ・アルモドパル監督の作品は初見。エンタメ要素はなくなかなかシリアスかつ難解で、見終えた後にネットの考察を読んでこれが彼の自伝的作品だと知った。なるほど、そういう性質の映画なのね。彼の他の作品を色々見てから鑑賞するべきだった…

スペインのインテリアの色合いが印象的。洞窟の家なんて神秘的だし、母と息子の関係性も日本とはかなり違う(と思う)し、異文化アートを見たよう。


久しぶりに見たアントニオ・バンデラスはかつてのラテンの伊達男のイメージはなく、落ち着いた渋いオジさんになっており、演技もしっとりとして印象がガラリと変わった。

ペネロペ・クルスは綺麗に歳を取っていて今でも変わらず魅力的。

この2人は監督の他の作品にもたくさん出ていて、お気に入りの役者のようですね。
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