このレビューはネタバレを含みます
結婚、出産、女の人はこれを機に全てが変わる
それを幸せってヒトは呼ぶ
けど、それによって消える幸せもあるよな。自分の夢を叶える方の幸せ
後者の方には目をつぶる、上手く折り合いをつけて生きていく
両方手に入れることが難しい世の中の流れ、法、制度、世論
やりたいことをしたくても、出来ない
それが不幸なわけじゃない、大変やけど愛おしい宝物が出来たけど、自分がそれを選んだんやけど、
後者の幸せに目を瞑ってしまった人は
やりたいことがあるのに、これでいいのかなって不意に頭を過ぎったり、それに気付かないふりしてたり、そうするたびに
やるせない気持ちでいっぱいになっていく
次第にココロが不安定になっていく
それに共感するわけでもなく、救うわけでもなく、解決するわけでもなく、
ただ、描写されてた。不公平な性も、矛盾だらけの制度も明確に描写されてた
結局根本的なものが覆せてない、表面化だけで留まって誰もそれに触れられないのも。
変え方も分からんもんな、出産するのは女性しか出来へんから
何かあるわけでも無く、何かが起こるわけでもなく、鼓動みたいに進んでいった
一人のココロで作用していく連鎖していく見えない何かが壊れていく。って思った
唯一の救いは、旦那が君が幸せなら僕も幸せだよって考えで、愛で矛盾だらけの制度を利用出来る人やったこと
自分の利益よりも今の大切な人を優先できたこと
映画観たあとの、新しい何かを得られた、、、みたいな特別なモノが無かったなあ
キャストが好きやって期待大きかったのもあったけど、映画館で観なくても良かったなあって思っちゃった
退屈に感じちゃった
新しい作品を自分の中に入れたのに、胸いっぱいにならないなあ、、久しぶりのこの感覚でちょっと残念