d3

82年生まれ、キム・ジヨンのd3のレビュー・感想・評価

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)
3.8
人は自分が生きてきた時代からは逃れられないものだ。目の前にある問題に対してすぐさま価値観を宗旨替えできる人など稀である。 だからこそ時代が変化する時次の時代と軋轢を生じる。
多くの人は自分が傷ついていることも気づかずに今の時代を生きている。 気づいていないからと言って傷ついていないわけではない。傷は癒されるべきだし、これまで癒されてきたことで進歩を遂げてきたことは歴史の中では明らかであり、効果はいずれ社会へ還ってくる。
もしかすると役割を平等にすることが真の平等をもたらさないかも知れない。 だとしても求める人がいる限り、傷を癒す試みとして、社会は一度受け入れてみるべきだろう。
d3

d3