ぶんぶん

82年生まれ、キム・ジヨンのぶんぶんのネタバレレビュー・内容・結末

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

映画はなかなか退屈だった。

ジヨンはとても恵まれている。
旦那さんはかなり良い夫なので
彼女が何故ここまで精神的に追い詰められているのかが伝わり難い。
これではただの我儘女だ。

この小説を読んで韓国も日本と意外と変わらないとびっくりしたのを覚えている。
映画化でちょっと楽しみにしていたのに…

義母に母親のマネして文句言うシーンなんかスカッとしちゃうじゃん!笑
ただの気が強い怖い嫁だと思っちゃうよね!

だけど実は彼女の精神病の症状で
本人は無自覚で記憶がない!
これを最初からもっと出せばいいのに
ちょっとわかりづらいし、ホントに残念。

子育てママをバカにする様な描写も
この映画じゃなくてもあるあるだ。

ママさん達を馬鹿にする人の母親は馬鹿で無能で愚か者だからコイツらは言うのであって
もしこんな事を言われても必要以上に
傷付かないで欲しいと思う。

心の中ではママさん達を応援してる人が大半だと思うんだよね。

自分はもちろん母親を尊敬している。
家族の為に自分の事は後回し、
朝から夜遅くまでよく働いていた。
だから母ちゃんがラクしていて
遊んでいるなんて一度も思った事はないし
悲しいかな〜
母親の様になりたいとも思った事はない。
女に産まれる事もだ。
なぜならそれは凄く大変な事だからだ。

うちは共働き家庭だったが
父親は家の事は一切しなかった。
食器を流しに下げる事すらしないし、
ゴミ捨てなんて恥ずかしくて男には出来ないと言うオールドタイプ。
女は勉強しなくていい!
女は結婚したら人生終わり!
女は男より劣っているとよく聞かされていた。
そして残念な事に自分は良い父親で良い夫と豪語するモラハラ全開な残念な男。

だから会議のシーンで理事長のあの感じもめちゃくちゃイライラしたね。

セクハラパワハラモラハラと
色んな人権用語が世の中に溢れてきて
女の人の社会進出によって
昔に比べると世の中は良くなってる気がするがまだまだ足りない。

数年前、大学で入試テストの女子の得点を一律下げて合格率を下げていた事件もあったりしたからね。

韓国なんかは女の人は整形しないと就職出来ないくらい虐げられてるんだから
もっと激しい内容でもよかったのにな〜
描かれ方がマイルドで本当に残念だった。
ぶんぶん

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