初鑑賞です。
字幕版です。
原作未読です。
しんどくなる場面が多かったです(誉めています)。
一方、合わないところもありました。
①良かったところ
・追い込まれていくジヨン
しんどかったです。
観ていて、気持ちが悪くなりました(誉めています)。
夫の実家での場面が特にきつかったです。
ベンチでコーヒーを飲んでいたら、悪口を言われる場面も嫌でした。
・ジヨンのかつての上司
素敵な人ですが、この方の悩みが描かれるところも良かったです。
会議の場面が嫌でした(誉めています)。
より強烈に問題の深刻さを感じました。
「人にはそれぞれ事情がある」という意味でも、印象に残りました。
②気になったところ
・ジヨンが義母に電話で「再就職と夫の育児休暇」を伝える展開
不自然に感じました。
それまでの義母の場面から考えて、「猛反発をされる」と容易に想像ができると思います。
そのため、あっさり伝えるジヨンにモヤモヤしました。
そんなに能天気な人なのかなと。
波風を起こすための不自然な展開に感じました。
・夫に事前に話さずに再就職先を決める展開
少し気になりました。
パン屋で働くことに夫が反発する場面があったので、「事前に相談した方が良いのでは」と思いました。
ケーキを準備して、お祝いムードを出していましたが、そんなにシンプルな話なのかなと。
実際、その後に揉めるわけで。
・夫がジヨンに動画を見せるタイミング
「早く見せればいいのに。」と思いました。
見せたら、あっさりジヨンは治療を受け始めるわけですし。
夫が気を遣っていたのはわかりますが、映画を長くするために先延ばしにしたようにも感じました。
・漢方薬の件で怒る母
あの時点で父親はジヨンの体調不良を知っていたのでしょうか。
知っていて息子を優先したのであれば、お母さんの怒りもわかります。
ただ、「ジヨンの様子を見て帰宅した妻に元気がない」程度の認識だったのであれば、そんなに怒らなくてもと思いました。
とはいえ、積み重ねがあっての怒りなので、わからなくはないですが。
・あんパンとクリームパン
父のジヨンへの無関心を示すにしても、やり過ぎに感じました。
この場面の前に、ジヨンへの漢方薬の件でお父さんが電話をするシーンがありました。
それなのに、またジヨンへの無関心を示すのは、ごちゃごちゃしている印象です。
その後の「弟と万年筆の件」を強調するためだとは思いますが……
・喫茶店で怒るジヨン
本作で一番モヤモヤしたポイントです。
あんな聞こえるように言ってくる人たちなんて、話にならない危ない集団だと思います。
それに面と向かって発言するのは、危険ではと。
一歩踏み出したのはわかりますが、どうなのかなと。
無関心や無視も良くないとは思いますが、「頑張ったね、ジヨンさん。」とは思えなかったです。
その他にも、この場面で気になるところがありました。
コーヒーを溢しても、店員さんが全く対応しないのは不自然に感じました。
商品を受け取った直後に溢したのに……
たまたま冷たいお店だったのかもしれませんが。
また、それまで基本的に大人しかった娘が急にぐずり始めるのも、少し気になりました。
③まとめ
合わないところが多かったですが、心に残るものもありました。
観て良かったです🙇