人も国も変われないなら、私達が変わるしかない…
韓国でヒットした小説の実写映画。忠実に小説を再現しており、映像で韓国の実情を観るには最適な作品。
男尊女卑が酷いことで有名な韓国。それは日本も目を瞑れる問題ではなく、一度植え付けられた固定概念は中々覆すことができないことを物語っています。
結婚したら男を産めという風習や、女は家庭に入るので責任ある仕事は任せられない、旦那に育休を取らせるなんてありえない。などなど今の状況からしたらナンセンスなことがまかり通っており、それに反抗する方がおかしいとされる。
ただでさえ学歴社会で住みづらいのに、その中で女性は更に制約を受け、相当生き辛い国なんやなと感じる。仕事は任せてもらえないし、家庭に入れという割に、子育てしてるとそれすらも馬鹿にされ、蔑まれるという本当に腐りきった世の中でした。
また、自分が悪いことに対して問い詰められても、無茶な言い訳を平然でするあたりは韓国やなぁと感じずにはいられませんでした。隣国から見れば明らかにおかしいことですが、韓国の人はおかしいと思わないのか?おかしいと思ってても、人に対してはやってしまうとなれば、それも忌むべき文化ですね。
主演の女優さんはじめ、俳優陣の演技が良いので、とてもリアルに感じられるため、韓国映画初心者でもあまり違和感なく楽しめそう。
最後もハッピーエンド風とは言え根本解決はしていないし、韓国内でもパッと今だけ火が付いて、結局風化して元の状況に戻りそうではあります。
こういう根深い差別は、やはりなくならないのかもしれません。
2020年劇場鑑賞72作目