「夢を持つのも悪くない」
恐ろしいほどの高得点。
『最強の二人』香港ver
雇う側が貧しく、雇われる側がフィリピン人ということであっちよりも世界観的に親近感がわく。
隣のおばちゃんからはすすり泣く声が聞こえ、家事育児仕事病気などで夢を諦めた人にとって感情移入してしまうこと必死。
そして何より、香港映画は数あれど東南アジアでは当たり前のフィリピン人家政婦に焦点を当てた、という点において稀有な作品で素晴らしいことだと思う。
前日観た『無垢なる証人』では障害者が美しすぎてちょいと辟易してしまったけど、こちらの障害者はAVも見るし中々口も悪い。そうじゃなきゃ。
ただ、映画に見慣れている人からすると出てくる人ほとんどが良い人だから、それ全部伏線でしょ？となる展開が多くてちょっぴり飽きる。
あとやはりここでも囃し立てる音楽の連続。泣きたいときはこっちで勝手に泣くから観客の思考と嗜好を誘導せんでほしいなぁ。
いや、泣いたんだけどさ。
