叡福寺清子

紅い服の少女 第一章 神隠しの叡福寺清子のレビュー・感想・評価

3.6
台湾ホラー恐るべし.こーゆー良き作品を二章まで連続で公開していただけるなんて,世の中なかなか捨てたもんじゃございません.こんばんわ三遊亭呼延灼です.
シナ人の名前ってカタカナ表記されると全然憶えられませんが,皆様はいかがでしょう.もっとも漢字にふりがなってのは字幕においては不可能ですから,これはしょうがない問題2022でございます.
魔神仔(モーシンナア)が少女の形態ってことなので,当然ながら作中の大黒柱となっているのが母娘関係.もっともそれが明確な形になるのは第二章からですが.なので第一章である本作は播種的役割が非常に大きいです.魔神仔の恐怖を徹底的に視聴者に植え付けてきます.そして実際結構怖い.魔神仔が幻覚使いなので,夢オチでしたぁってネタが何度か出てきてそこはちょっとしょっぱいですが,異食(あえて言葉をマイルドにしてみました.具体的には甲虫,長短ウネウネ多種混合)を誘導するアレはいいグロさでした.肉体損壊で赤色投入のお肉マシマシだけがグロじゃございません.生理的に効くってのもグロと表現してもよいと思います.イージュンさんのお股流血なんて,ウギギってなりましたもの.ありゃグロです.
なおクロメンガタスズメは実存する蛾です.胸部に人の顔っぽい模様があるのもそのままです(作中ほどはっきりとした顔じゃございませんが).紅い亜種はいないようですが.
紅といえば,紅服少女といい冥婚の赤い手紙といい,台湾って紅(赤)は不吉な色かなんかの認識なのでしょうか.教えてエラい人!!