シネラー

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さんのシネラーのレビュー・感想・評価

4.5
ゲームはやる方だが、
FFはやった事もなければ
オンラインものも個人的には苦手だ。
そんなゲーム要素を親子ドラマに
組み込んだ本作だったが、
軽い気持ちで鑑賞したら
最後には涙が落ちそうになった。

物語としては、
先の展開が読めなかった訳ではない。
ゲームを通して、
止まっていた親子関係が
再構築されていく物語だ。
ゲームを仲介していく内容だが、
あくまでコミュニケーションの用途
として使用される為、
FFやゲーム自体に詳しく無くても
楽しめる内容となっている。
むしろ、ゲームに疎い人は父親に、
ゲームに詳しい人は息子に
感情移入できると思った。

先日、ゲームを原作とした映画を
鑑賞していたが、
本作の方がゲームをする事での経験が
無駄ではない事を良く伝えている
と感じられた。

軽く鑑賞できる
コミカルなヒューマンドラマであり、
ゲームという媒体に対する
良い面を上手く描写していると思った。
TVドラマ版も観てみようと思う。

鑑賞後、私が小学生の時に
普段ゲームをやらない
私の父親が車のゲームという理由で、
一緒にグランツーリスモ
をやった事を思い出した。
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