KaZui

嵐の中でのKaZuiのネタバレレビュー・内容・結末

嵐の中で(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

💬嵐の影響で時空のズレが生じた結果、ベラ・ロイ(演:アドリアーナ・ウガルテ)は、古いテレビを通じて25年前に死んだ少年と交信をすることになる。彼の死を避けるために忠告をしたベラだったが、ニコが死ななかったことによってタイムパラドックスが起こり、夫との出会いや愛娘の存在が消えてしまった。ベラは、変化した世界線の住人から精神の病気だと思われながらも、元の生活を取り戻す手がかりを探す。過去と現在を対比した時、現在で新たに登場したメインキャラクターはほぼ1人といっていいので、ニコの正体は途中で勘づいてしまう人が多いのではないだろうか。設定や脚本はよく練られていて、元の世界線(以下、aとする)の記憶を保持したまま別の世界線(以下、bとする)にやってきたベラが、bの住人に触れることで、元々bに存在したはずの自分の記憶を得ることが出来るというのが面白い設定だった。この能力を駆使して、aで知っていた情報とbで新たに知った情報の両方を合わせて、それを元に行動するというのは良いアイデア。また、恋愛要素も絡んでおり、『バタフライ・エフェクト(原題:The Butterfly Effect)』や『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜(原題:About Time)』を彷彿させた。

初鑑賞:2020年6月3日
鑑賞方法:動画配信サービス(Netflix)
2020年140本目。
6月3本目。

🗣評価高いので期待値も高かったですが、面白かったです。
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