「難しい数式や物理学なぞ社会に出てから役に立つことなんかない。知らなくても生きていける。」と言うのは確かにそうだと思う。自分はことさらその手のものを軽視してたわけじゃないけど頭がそういうことに向いてなくてほとんど理解できてないけど、何とか生きてるし。
でも、理系の論理や知識に重点を置いたエンターテイメントを存分に楽しむことができないから、やはりこれらの知識、学問は備わってた方が全然いいし、人生豊かになるんじゃねえかとテネット観て痛感したよね。
映画館で観た時、「分からんとこが多すぎて消化不良だぜ、、」と飽き足りない思いをしたんだよ。
でも、「一回では分かる人ほとんどいない」という声が多く、なら、もう一度見れば理解が深まるのかと思ってたとこにNetflixに落ちてきたことを知り再鑑賞したんだ。
それで理解が深まったかと言うと、やっぱり一回観た時と同じぐらい解らないとこは解らなかった、、笑
タイムパラドックスぐらいはどんな概念かは分かるけど、ストーリーが掴み切れない。どこから始まりどこで終るのか？起点はどこなのか？
部分部分なんとなく把握できても理解がぼんやりしてるから、やはり消化不良に笑
でも、これも映画館で観た時と同じだけどそれまでにない"時間の逆行"の描写には興奮した。観たこともない映像を観て躍動させられる映画的快感はしっかり味わった。
逆行する時間と普通に流れる時間が1つ画面で展開されるシーンは間違いなくこれまでになかった描写だよ。
時間が逆行する中では空気も逆流して呼吸できないなら、胃中の食べ物も逆流しないと変じゃん？みたいな逆行設定の矛盾を指摘してた人がいたけど、自分はまったくそんなこと気づかなかったよ。
知識があれば設定その物に対する考察もできる多層的な映画なんだな。
こういう楽しみ方ができない自分の無知がもどかしいぜ😬💨
