このレビューはネタバレを含みます
脳が痺れ散らかした
ノーラン監督の頭の中とか覗いたら一瞬で発狂しそう。キャパオーバーで。
「世界を破滅から救う」
「主役は俺」
こんなセリフがクサくもダサくもない
実際、大惨事世界大戦どころかすべて消滅しそうな危機やし…
頭では理解したつもりでも動きが逆回しになるたびに、手がぴくっと反応してしまう…(そうだ、マリオカートでカーブのたびに体がななめになる人間だ)
あの時のお前は俺かー!
あの時の女は私かー!
そして俺を雇った黒幕は俺かー!
中盤からこめかみで弾けるような、怒涛の回収劇についていくのがやっと…
まじかよ、とキョロキョロしてるうちに爆破されたビルが元の姿に再生される。
息つく間もないとはよくあるフレーズだが、もう…これは息切れするほどの作品。
話が進むにつれニールがとんでもない裏とかっこよさを滲ませてくる。
派手さはないかもしれないが、おそろしくヒーローだ。
鍵を開けられるのは、君だけだ。