クリストファー・ノーランは天才過ぎて、最近ついていけない。
『ダークナイト』『インセプション』『インターステラー』あたりは大好きな映画で、未だに見返したりしているが、この前の『ダンケルク』は劇場で見たっきりだ。
本作の時間逆行アクションと順行アクションを同時に見せる映像は革新的で、いかにもクリストファー・ノーランらしい。見た甲斐はあった。
またテープを巻き戻したような音楽も新鮮で、作品の雰囲気を引き立てていた。ハンス・ジマーさすがだな、と思ったら今回の音楽はハンス・ジマーじゃなかった。でも、音楽よかったよ。
ただ内容が複雑すぎて、2回以上見ないとわからない。しかしこれ、もう一回見るの体力いるなぁ、、。ちょっと億劫だ。
時間順行で、オペラテロから進んでいく主人公と、時間逆行でオペラテロへ向かっていく相棒ニールという構図を知った上で見れば、もう少しわかるのか。
ここで、ノーラン監督救いの台詞。
「無知は最大の武器」
ありがとうございます!
無知な私でも十分楽しめる良作です!
何が何だかこんがらがるが、その体験すら楽しめるという、非常にノーランらしい映画。
公開:2020年
監督:クリストファー・ノーラン
音楽:ルドウィグ・ゴランソン
出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン、ロバート・パティンソン