oden8

柄本家のゴドーのoden8のレビュー・感想・評価

柄本家のゴドー(2018年製作の映画)
4.4
僕の大好きな一族。
僕の感じる、役者様の魅力の一つに"クセ"の強さがあるんですけど。それを体現されておられる。魅了される一族。

若い頃は、明パパの不気味な雰囲気が苦手やったけど。近頃は、その雰囲気に痺れてしまう。不敵なニヤケ顔やお声にお姿までもが、不穏。

佑兄やんと時生ぼっちゃんの演劇を演出する姿。その佇まいですら、不気味な雰囲気が滲み出ている。それは、"演技"に取り憑かれている道化師みたい。
ぼっちゃん方に説明する言葉も、分かるようで分からない。


明パパが仰っていた言葉で感銘を受けたのが。

"わからないのが、わかった"

この気付きって、大切だと思う。分かった振りをするよりも、何が分からないのかを探究していくことが楽しいんやと感じる。

この一族のインタビューシーンに、不思議と癒やされる。
彼らが纏っている、ふんわりとしたベール。独特の世界で培われてきた、浮世離れした空気感が堪らんよね。

柄本一族で、映画一本撮っておくんなまし〜っ🙉💕www

Cast(役者·キャラ) 5
Story(物語) 5
Architecture(構成) 2.5
Picture(画) 5
Acoustic (音) 4.5
22-341
oden8

oden8