千里

イップ・マン 完結の千里のネタバレレビュー・内容・結末

イップ・マン 完結(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ドニー・イェン主演「イップ・マン」シリーズの第4作(外伝も含めるなら5作目)にして最終作。個人的に今年一番公開を楽しみにしていた作品だったが、5月(だったっけ?)公開の予定がコロナの影響で延期になり、待ちに待った7月3日公開初日にいざ観賞。イップ師匠本当にかっこいい...最高のシリーズフィナーレをありがとう!!

シリーズに共通するテーマである差別や不正と闘う信念は本作でも健在だが、それに加えて親子の蟠りから和解までを色濃く描いた物語。

アクションシーンは毎度の如くどこも素晴らしいが、イップ師匠のアクションは前3作に比べると今回はそこまで新鮮味は無く(十分かっこよかったけど)、どちらかというとブルース・リーのアクションに力が入っていたように思う。私自身はブルース・リーについてはあまりよく知らないのだが、本シリーズを通して興味が出てきているくらいにはかっこよく描かれていたと思う。

病に侵されたという事実や、思春期の息子と上手くいかない問題はあっても、差別や不正と闘う信念は決して変わらないイップ師匠が本当にかっこいい。その上で訪れた異国の地での経験から息子との向き合い方を変えていく柔軟さ。これこそ詠春拳の真髄なのかもしれない。

最終作補正があるからだとは思うけど、泣きポイントも多くて今年の映画(現時点)では間違いなく一番号泣した。特にまさかの3作目と同じく木人椿を打つシーンで泣かされるとは...本当ずるい。あんなん泣くよ...!

大満足!!
最高のシリーズをありがとう!!


2020.07.12
劇場にて2回目の観賞。1回目と同じところで高ぶり、1回目と同じところで泣いた。イップ師匠本当にかっこよすぎる...!!武術を覚えたのは不公正と戦う為ってところが素晴らしい。何事も初心を忘れるなかれ。
千里

千里