メタな笑いや独特な雰囲気/テンポで進むゾンビ映画。社会風刺等も折り込みつつ一風変わった作品として登場。
…なんだろうとは思うが、はっきり言ってワシには合わない。時折フッと笑うぐらいの事はあったがイマイチ乗り切れず。
それでも映画としてはちゃんと出来てるであろう事は感覚的に分かる。
ノレなかっただけだ。
ただ、ティルダ・スゥイントンの演じるキャラクターのオチで完全に冷めてしまった。
映画そのもののオチはコレだけジャンルとして安定し多種多様化したゾンビ物の中でもオーソドックスと言っていいぐらいで、ソレも含め合わないなりにも"ナルホドそっちかぁ"なんて思ったり。
ある意味リアリティとも言える気がする。
…と、うなる事はなくとも納得出来たりしてるのだが、もうあのキャラのオチが全部を崩してしまい以降テンションは底辺ラインをヒョロヒョロして終わった。
個人的には こうなるともう隠されたテーマやメッセージ性とかどうでも良くなってしまう。
ああいうオチがダメとかではなく、更に言えばソレが許されない映画ではないのだろうが、ワシはあのキャラのオチが作為的であろうがナンであろうが『嫌い』だ。
『つまりナンなんだよ!??』
である。
もう少しスコア下げたいぐらいだが、映画全体がクソ駄作って感じじゃないとは思うし、アダム・ドライバーとか今は好きだし、ってか演者の方々に文句とかないし、アレやコレやでおおよそ中間点に。
ただ、俺ラジー賞にノミネートしたくなる程に やはりアレだけは心底 大嫌いだ。