このレビューはネタバレを含みます
ジャームッシュ流の物欲主義への警鐘を鳴らす映画。メッセージ性のある映画は珍しいですね。
しかし、ジャームッシュメソッドで、ホラー的な怖さが全然ない。むしろ、観ているうちにゾンビにシンパシーを感じてきました。
自分自身も、まぁ歳をとってだいぶなくなりはしましたが、現代に生きる人間にとってはある程度物欲は仕方のないことではありますし、この映画のトム ウェイツ演じるボブのような世捨て人のようにはほぼ誰も生きられるわけではないですし、難しいところではありますね。
まぁそこはジャームッシュ映画ですし、あまり悲観せずに固く考えないで、そういうことも意識しつつ、日々Amazonでお買い物をしていきましょう、というくらいの感覚で観ておくのが良いのでしょうね。
結局、逃れられないということなんでしょう、あのラストは…。