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デッド・ドント・ダイのロビンのレビュー・感想・評価

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)
3.9
アメリカの田舎町に突如現れたゾンビと、町にいるたった3人の警察官の戦いを軸に群像劇が展開されるコメディ作品。

ハマらない人には全くハマらないと思うけど(フィルマの評価あまり良くないので〜笑)シュールでアンニュイな最高のコメディゾンビ映画!
ジム・ジャームッシュがゾンビ映画撮るとこういう感じになるのね。
個人的に小ネタもかなり多いし、それがいちいちツボでずーと笑ってた。

まず、かなりの田舎町だけど警察官の2人がプライベートで乗ってるのが、スマートとプリウスなのが笑える。
ダイナーで殺された死体を見て「野生動物何頭かで」のセリフを3連発で重ねてくるとこお約束で笑える。
そしたらその後テレビのキャスターまで言っていて4連発で重ねてきたのには参った!

そして大好きティルダ様が最高過ぎる!
そもそもティルダ・スウィントンの劇中での名前がゼルダ・ウィンストンなのも笑う。
彼女が日本刀を片手に救世主のごとく現れ、ゾンビ達と対峙していき日本刀でゾンビを斬り倒していく姿は神がかり的に美しくそしてカッコいい!
「キルビル」のユマ・サーマン軽く超えちゃう〜笑
しかしながら、欲を言えばもっともっとゾンビを斬り倒して欲しかった。。

アダム・ドライバーがゾンビに殺られてまだゾンビになる前の死体の首を、平然とバンバン切ってくシーン最高に笑える。
しかも頼まれてもいないのに死体の切り落とした首(セレーナ・ゴメス)を持ってわざわざ見せにくるアダム・ドライバーがヤバ過ぎて最高!

ゾンビの頭を撃ち抜いたり首を斬り落としても、血が飛び散らないで黒い粉のような塵のようなモノが吹き出る描写なのがなかなか斬新。

コーヒーゾンビのイギーポップが終盤にもチラッと登場してくれるのが嬉しい!

【ネタバレ】
  ↓







ビル・マーレイ「聞き覚えのある曲だな」
アダム・ドライバー「テーマ曲ですから」
この会話からしてふざけてる作品で笑える。
極めつけがアダム・ドライバーが序盤からずーと「まずい結末になる」って言ってた謎が解けるところ。
終盤で「ジムから台本をもらって結末知ってた」ってアダム・ドライバーがビル・マーレイに告るとこなんかはふざけ過ぎ〜笑

ティルダ様も謎の宇宙人設定だったのか、宇宙船がやってきて吸い込まれて飛んでいっちゃうし~笑
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