けんくり

デッド・ドント・ダイのけんくりのレビュー・感想・評価

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)
3.0
メタフィクションなゾンビ映画。
登場人物たちが物語の世界にいることを知っているから、もうゾンビへの対応が早いこと早いことww

アダム・ドライバーの大暴走と、セレーナ・ゴメスの酷すぎる扱いが本作の見所。
あ、ティルダ・スウィントンはいつも通りだが、あのジェンダーレスな風貌に遂に答えが示される・・。
あと墓場から始まるのも、ロメロオマージュでよかった。

ただ笑えるシーンも当然多いけど、全体的にはクドさが目立った印象。出演者の豪華さは見応えあるけど、みんなジャームッシュ組で固めてるので、何となく内輪ネタで盛り上がっているような、独りよがりな感じは否めなかったかなぁ。。
福田雄一の作品に似てると思った。

作風に振り幅があるのは凄いけど、ジャームッシュに求めているのはこういう映画じゃない。。