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わたしは光をにぎっているのsokoniruのレビュー・感想・評価

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)
4.0
【映画が過去の自分を省みるきっかけになる】

「大事なものが終わるとき、あなたならどう向き合いますか?」

片田舎から上京し、現地の生活に自分の居場所を探しながら世の中を少しずつ知っていく主人公に自分を重ねて観た。

顔馴染みの同級生にいつでも会える地元。自分の行動次第で付き合う人も、就く仕事も選べる街、それが東京。
黙っていちゃ呑み込まれてしまう。でも手を挙げれば協力してくれる仲間がいる。

そんな人の温かさや、無くなってしまったところから再スタートするときの己の姿勢の在り方を考えた。

日本映画の映像美の世界。
鑑賞後、温かい湯船に浸かりたくなり、銭湯へ行った。
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