ルーク大佐

ミッション・ブレイブ 欧州警察特殊部隊のルーク大佐のレビュー・感想・評価

3.7
ウィリアム・カウフマン監督は力への信奉者なのか。
パワーを持つ者は善玉であれ悪玉であれ、自分なりのルールを持ち、それを忠実に実行すれば評価すべき点はあるかというような。

ラスボスのアーマンド・アサンテは久しぶりに見たが、存在感はあるし、大ボスならではの掟を実践していた。
対するルイス・マンディロアは彼に引けを取らない動きを示していた。

本作はクリミナルアクションの佳作であり、警察チームそれぞれに見せ場と葛藤を配置していた。一見、B級っぽい犯罪映画ではあるが、うまい設定だ。最後のバトルでもこの葛藤がテンションを高めてくれた。
さまざまな戦争、犯罪映画で見かけた脇役が善玉をやってたが、それはそれでハマってた。特に警部役とかね。

意外にもホロっとさせる場面もあるし、カウフマン作品を追ってみたくなった。銃撃戦は警察部隊がやや弱すぎるのも、逆に最終決戦を盛り上げた。
ルーク大佐

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