ふじこ

THE QUAKE ザ・クエイクのふじこのネタバレレビュー・内容・結末

THE QUAKE ザ・クエイク(2018年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

前作でえらい目に遭いながらも家族全員助かったクリスチャン。
しかしながら、”もっと助けられる人が居たのではないか”と責任を感じてメンタルブレイク気味。
他の家族はオスロに引っ越してなんとかやっているけれど、不安定でせっかく会いに来てくれた娘も突き放すクリスチャンを持て余してあんまり上手く行ってない。

そんな時、知り合いの研究者がトンネル落盤事故で亡くなったとの報せ。
彼の家を訪れたクリスチャンは彼の遺した研究データから地盤に異変が起きている事を察知、研究者の娘と共に調査に乗り出す。

今回も引き続き景色はむちゃくちゃ綺麗。死んだらこういう処に行きたいな、って思う。
映像も綺麗だし、前作共々クオリティは低くないんだけどなんだろうなあ、うぉぉぉ!ってならないのはクリスチャンに主役としての魅力がないからだろうか。

序盤は前作と同じような流れ、クリスチャンがなんか違和感を覚えるんだけど、研究所では”ちゃんとデータ取ってるし勘違いじゃない?”ってなるところとか。
で、また中盤過ぎた頃にドーン!ってなるんだけどメインはまたクリスチャンの家族と亡くなった研究者の娘さんが大きなビルが傾いたりエレベーターに閉じ込められたりのサバイバルアクションになってしまって、ディザスターって言えばそうなんだけども…って感じまで前作と一緒。残念だ。

ビルぐにゃ~~なってたけど、なんか急に場面飛んで脱出出来とるし、こんなのやりたい、って所だけ描いちゃったみたいな。
前作では間一髪家族全員無事だったけど、エレベーターアクションで妻が死んだのは前作の反省からだろうか。

ラストは”いつか起きるぞ大地震”と警告を残して終わるけれど、これは日本も同じなんだよなあ。地震は火事やら液状化やら津波やら、一つでも大きな被害を齎す二次災害が多発するのがより恐ろしい。そんなところも観たかった。
ふじこ

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