このレビューはネタバレを含みます
騒がれているほどすごいなという感じはなかった。
格差を色んな視点から観れた、
ということくらいかな。
メッセージは人生の計画性なのかな。
計画は?に対するお父さんの答えこそが
その家族の現実なのではないだろうか。
幸せは人それぞれだし、そこはいいのだけれど、あの家族の言動が結局その地位にいる根本的な問題なのだろうと思う。
社会はそう甘くない。
印象に残るのは、以下。
最初にゴキブリ退治の煙を半地下でもろにくらう家族。父親は気にもせず。
下には下がいる地下構造。
上の人間の浅はかさ。
地下の臭いが染みついた人間。
(上の人間に言われてやっと気がつく)
計画を嫌い、最終的に地下から出れなくなる父親。
ラストはその父親を助けるため、
大金を稼ぐという”計画”を立てる息子。
あの石が、家族が場面場面で置かれてる状況を表す。
スピード感は悪くない。