久しぶりに好きなポン・ジュノ。
ソン・ガンホが主演なので期待も高まったが、予想以上であったこと、素直に喜んでいる。
初見では興奮してサイコーとしか言えず、けっきょく感想をまとめられず今に至る。
貧困や格差を描く良作はこれまでもたくさんあるが、完璧な構図に象徴的な上下移動、サスペンスフルでユーモアがあって、とにかく目を離せないストーリー展開とで、エンタメとして抜きん出ていて興行成績が良いもの納得。オスカーも嬉しい。
どう取り繕っても身に纏えないもの、どんなに努力しても手に入れることが叶わないもの、日常的な哀しみ、決定的な絶望をこんなかたちで見せつけてくれるポン・ジュノはやっぱり天才だなって思う。
母なる証明、殺人の追憶、グエムル、パラサイトの順で好きです。
吠える犬も久しぶりに観ようかな。
そして2回目パラサイト、いつ観に行けるだろか。
