山本Q

パラサイト 半地下の家族の山本Qのネタバレレビュー・内容・結末

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます


あの不穏なポスターの発表時から話題沸騰。その後は次々と賞を取りしまいにはまさかのアカデミー賞まで。最近ハリウッドに資金をつぎ込んでる中国よりも先に受賞してしまった。
ちょっとハードルが上がりすぎな感じが不安だったが、パラサイトの話題を避けるのも難しくなってきたのでようやく鑑賞。


今日のカニ爪くんはオーソドックス版。なんか猿蟹合戦的な絵面からの登場で遂に出生の秘密が…


映画は大変面白かった。監督はグエムルを鑑賞済。
あのビジュアルタイトルから勝手に「冷たい熱帯魚」みたいなものを想像してたけど、よく考えればグエムルの人でした。

お話は、あんなに人を騙せる才能があるのに何故貧乏なのか。という所がこの映画の大きな嘘。なんだけど若干引っかかって集中できなかった。
けど、それも追い出された家政婦さんが登場するまで。そこからは、グッとお話に引き付けられた。画面サイズと家の窓が丁度いい比率でリンクしてた気がする。あとはアジア人なのも妙なリアリティを感じた要因の1つかもしれない。
やってる事は、妙に古典的なモノだったと思うけど、音楽や映像の作りで面白く見せてた。そしてそうゆう技を使いつつもシリアスな題材をユーモアを交えて監督の世界を作り上げてゆくかなりハイレベルな作りになってる気がする。
面白くクオリティも高いいい作品でした。
山本Q

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