農村出身のラトナは建設会社の御曹司のメイドを勤めていた。やがて惹かれ合う二人だが…。
インドの階級社会問題を恋愛を絡めて描いた映画。踊らないタイプのインド映画ですね。
自分の出自を理解しているラトナの行動がいじらしくて、いたたまれなくて切なかった。
日本人が思っている以上にインドのカースト制度は根強いんだなと思い知らされましたね。
ただ唐突に訪れるラストにはやられた。タイトルの意味が腑に落ちる、しんみり沁みる終わり方が素敵でした。
微かに希望の光が射し込んで、二人の今後の幸せを祈らずにはいられない。
大人しく控えめなラトナが一瞬だけ踊るシーンがあり、そのキレキレぶりには目を見張りましたね。
もう腰の入り具合が半端ない！やはりインド人の血は凄いなー。
