ShinichiAndo

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビューのShinichiAndoのレビュー・感想・評価

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冒頭からキャラ強めの同級生が次から次へと登場して、ヒロインたちと同じく“恐怖”でしかなかったのが、卒業前夜のたった一晩を通じて、いつの間にかみんな愛おしく見えてくるところがとても良かった。

小沢健二が歌っていたように、誰もがみんな、「2度と戻らない美しい日にいると、本当は分かっている」からこそ、美しく切ないのだ。

不思議なダンスで始まるオープニングも「ゴーストワールド」を思い出して良かったけど、クライマックスの光のエモさと絶妙なタイミングで終わる切れ味の良さは、今年観た中でいちばん好きなエンディング!
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