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罪の声のmasaのレビュー・感想・評価

罪の声(2020年製作の映画)
3.8
グリコ森永事件をモチーフにした作品。きつね目の男が印象に残る。

実際にあった昭和最大の未解決事件をモチーフに過去の事件に翻弄される2人の男の姿を描く。
平成が終わろうとしている頃、新聞記者の阿久津英士(小栗)は、昭和最大の未解決事件を追う特別企画班に選ばれ、30年以上前の事件の真相を求めて、残された証拠をもとに取材を重ねる日々を送っていた。
その事件では犯行グループが脅迫テープに3人の子どもの声を使用しており、阿久津はそのことがどうしても気になっていた。
一方、京都でテーラーを営む曽根俊也は、父の遺品の中にカセットテープを見つける。
なんとなく気になりテープを再生してみると、幼いころの自分の声が聞こえてくる。そしてその声は、30年以上前に複数の企業を脅迫して日本中を震撼させた、昭和最大の未解決人で犯行グループが使用した脅迫テープの声と同じものだった…

全体的に重厚な作りで、良くできた作品で引き込まれた。
梶芽衣子や宇崎竜童、ベテランたちの存在感も良かったです。

まさに社会派ドラマとして楽しめました。
一世を風靡したグリコ森永事件を思い出します。
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