ミシンそば

パブリック 図書館の奇跡のミシンそばのネタバレレビュー・内容・結末

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

図書館員もホームレスも警察も、口先は達者で気に骨が宿っていないミミズだったのが、真の気骨を得るまでの様はいいのだが、面白くなるまでが長いね。
露骨に嫌な奴の、「実質的悪役」の、市長選に出てる検事は、キャラクター的なデフォルメが成されてるとは言え、「お前ホンマに市長になりたいんか?」という短絡的な行動しかしなくてなんなんや、と思った。
対抗馬、かつ優勢の黒人牧師のほうは、本能というか嗅覚が検事より遥かに優れてて行動力もあり、「政治屋としては明らかに上手」と素直に脱帽したよ。
映画の説明にはもっと不条理な陥れられ方するのかな?と思ってたが、それ自体は(フェイクニュースはともかく)そこまで不条理ではなく、私怨からの自業自得だったりのもあった。
ラストは猪木アリ状態に持ち込んで変則勝ち……いや、結局逮捕自体はされたし痛み分けか?ともかく「図書館が戦場にならなかった」と言う奇跡は起きた。
笑えるシーンとかもそこそこあったが、ギリギリ3点大いかない。