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ミアとホワイトライオン 奇跡の1300⽇のtottsunのレビュー・感想・評価

3.7
「ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日」🎬23
ミア(ダニア・ドゥ・ヴィリエ)が11歳のとき、一家はライオンファーム経営のためにロンドンから南アフリカに移り住む。心を病んだ兄ミックにかかりきりの母(メラニー・ロラン)、ファームを維持するのに必死な父(ラングレー・カークウッド)の間で彼女は孤独を抱え、学校でも問題ばかり起こしていた。ミアが新しい環境に慣れない日々が続く中、クリスマスの日にファームでホワイトライオンのチャーリーが誕生する。
子供の頃、実家から近いのもあって富士サファリパークに行ってライオンの赤ちゃんを何度か抱っこしたことある。
見た目はとっても可愛いけど手足は意外とゴツくて重量感がある。
ホワイトライオンのチャーリーも幼い数ヶ月はめちゃくちゃ可愛かった。
ちょっと大きな猫って感じで戯れてる姿にメロメロになった。
けど…大きくなるのはあっという間。
観ててこっちがヒヤヒヤするシーンがいくつかある。
チャーリーがテーブルから降りたりするシーンがあるけど、その度に聞こえる床の軋む音は猫のそれとは比べ物にならない重さを感じさせる音だった。
CGは使わずに3年の月日をかけて撮影したってことだけど、だとしたら賢いなぁ。
あんな見事に後ろからアタックすることできるのね。
普通の日本人としては信じられない光景だった。
ライオンの前に立つのも怖いのに…
寝転がったり、撫で回したり…絶対できない。
「トロフィーハンティング」って言葉は知ってたけど…南アフリカでは合法で、そのためにライオンを飼育してるだなんて知らなかった。
なんでそんなことするんだろう。
そんなところで力を見せつけなくても良いのに。
やりたい人の気持ちが全くわからない。
そして衝撃だったのが20年後には今のペースだとライオンが絶滅してしまうかもしれないっていう事実。
ライオンなんてみんな知ってる百獣の王でしょ。信じられない。
それがトロフィーハンティングなんていう理由も、そのひとつなんて悲しすぎる。
そういう意味ではミアのとった行動は勇敢だったのかな。
でも…それまでのミアの行動はワガママで無謀に見えてしまった。
学生とかだったらミアの気持ちもわからなくもなかったかもしれないけど…
彼女の行動は称賛されるほどではないように思えた。
実際、物が壊されたり、巻き込まれたりしてるから。
私が長女だからなのか?
そんな感じでドキドキヒヤヒヤする一方でミックのミーアキャットは可愛い仕事してくれて和やかな気持ちにさせてくれた。
私的には☆☆☆.7かな。
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